2011年度栽培分お届けのお客様で、栽培された圃場の面積の50%以上に他の品種が育ったというお叱りを頂きました。当方としましては、100%コンタミ「ゼロ」とはいえませんが、50%以上というのは考えたこともございませんでした。

仮にコンタミがあった場合でも、コンタミは価格の範囲内とさせて頂いてはおりますが、一部のお客様からの「100%当方のミス」によるものであるとお叱りを頂戴したため、この種の品質を確認するため、2012年度栽培分から出荷を見合わせることと致しました。

当方が育成しているのは在来種であり、育成されるほ場のph値や風土・気候により変化するもので、当方は在来種本来の玄米収穫を保証するものではございませんことを予めご理解ください。

これまで「お米のレッドブックを守るために」ご理解いただける方で、古代米の可能性を共に探していただける方に対して籾種を提供させて頂いておりました。しかしながら、昨今の古代米ニーズをビジネスチャンスとして捉え、当方をタネ屋と勘違いされる方が多くいらっしゃることに残念でなりません。また、ネットオークション等で、当方が名づけた「区別名」を品種名の如く名乗り販売していることが増えているという現状もございます。

この度のお叱りを契機に「民間育成による品種登録」を進めることと致しました。民間育成による品種登録が完了した場合、「自家採取された種籾」を利用して次年度以降収穫した古代米は、区別名（品種名）を名乗っての販売は出来なくなります。

私どもとしましても、苦渋の選択ではございます。さらに、多額の費用をかけて品種登録が出来るか否かも明確ではありません。しかしながら、当方のことをご理解いただけないまま購入し、収穫米の保証を当方に求めたり、イネの育成不良を当方の責任としたりされるケースが増えております。当方としては、純粋に「お米の源を守り、食と生物の多様性を進めていきたい」その同志を全国に増やしていきたいと考えているのですが、このようなことが多いと、当方としましてもこれら在来種の古代米を育成、販売することが出来なくなってしまうため、このような決断を行いました。

古代米.netだけで取り扱いのある赤米。玄米色もノゲ色も赤色のため圃場が「これぞ赤米」という描写になる。

ヌカ色	薄い赤色
籾色	普通
分類	もち・早生
栽培	関東・新潟より西で栽培可能

背丈	分桔	ノゲ	元肥	追肥	コメント
並	やや多	短	多	多	収量は慣れればコシヒカリ並みまで

種籾（籾種）	玄米（食用）	苗
1200円/100g 100g単位受注	販売停止中	7500円/１シート １シート単位受注